卸売業における再編動向
業種 事業者数 業種特性 再編動向
医療用機器卸売業 1,300 医療費抑制の流れ、加えて輸入規制緩和による医療用機器の内外価格差が取り上げられ、環境は厳しい。 従来の特定業種に限定した専門卸から、業種・業態を超えた再編をメーカー・小売から求められている。
日用雑貨卸売業 18,704 メーカーの販社政策や小売業とメーカーとの直接取引の進展による取引量の減少、異業種からの参入等もあり、競争の激化、経営環境の厳しさは増している。 最大手のあらたとパルタックの2社が中堅の吸収合併を急ピッチで進めてきたが、両社ともペット用品、医薬品の卸を買収し異業種参入。今後は中小を中心に再編が予想。
LPG卸売業 1,400 電力、都市ガス用などは他エネルギーとの競合が激しく、LPG市場は全体として縮小状態がつづく。都市ガス用では、天然ガス転換の影響により減少。新築住宅のオール電化も影響。 元売再編と元売による小売事業への進出、大手都市ガスのLPガス重視戦略、大手卸業者による中堅卸の買収、地域内異系列同士の合併などが全国各地で続いている。
食料品卸売業 45,054 流通の中抜きが進行。同業者やメーカー、小売業と連携してデータベース化し共有する動きが活発。 コンビニを中心とする大手小売チェーンが力をつける一方、飲食料品小売業の商店数が減少し、卸売業の参入余地は少なくなった。今後他業界を含め業界再編が見込まれる。
酒類卸売業 723 酒類小売の自由化でコンビニを中心に小売店舗数は増加しているが、人口減少と少子高齢化で飲酒人口が減少。酒類卸業の総販売数量は増加しているが、単価低下から総売上高減少。 地域中小は、他業種に比べ利益率が低く収益構造が脆弱傾向、大手全国卸売業との資本・業務提携、合併あるいはM&Aによるグループ化・系列化の動きが活発化する。
一般機械卸売業 33,071 取扱商品はユーザーの個別需要に応えていく必要があり、個別使用に応じた多種少量扱い。営業活動みの小回りが要求され、この業種全体を極めて中小企業性の強いものにしている。 インターネットによるメーカーとユーザーの情報の共有化が進み、卸売業の中抜き減少が出てきている。今後再編は更に加速していくと予測される。
インテリア・
ファブリック卸売業
5,775 インテリア・ファブリック製品への需要は、新設住宅着工数の動向に左右される。昨今の新設住宅着工の低迷により、当業界も低迷。 異業種卸間の連携、小売の物流集約化による再編加速、メーカーとの取引変化に伴い大手の傘下入りで、再編加速中。
化粧品卸売業 9,518 個人事業主が約半数を占める。化粧品の小売業態が100円ショップからブランドショップと多様化する中、化粧品専門店を得意先としてきた独立系の卸は厳しい環境に置かれている。 大手小売・量販店の台頭に加え、石鹸・洗剤から化粧品分野に参入した企業が垂直統合を推し進めてきた結果、日用雑貨品卸や医薬品卸など隣接卸を含めた再編が継続中。
医薬品卸売業 不明 薬価引き下げ等医療費抑制策で収益環境が急速に悪化。水平・垂直にわたる再編が活発。事業者数は減少傾向であり、大手のシェアが上昇。 大手同士の合併、中小の吸収等活発。医薬品大手のメディセオと日用雑貨卸のパルタック、医薬品卸のアルフレッサと食品卸の日本アクセスの提携等業種を超えた再編も。